2012年4月28日土曜日

囲碁の上達には、手筋を詰碁をやると良い、と以前ここで教えてもらったのですが、...

囲碁の上達には、手筋を詰碁をやると良い、と以前ここで教えてもらったのですが、そもそも両者の違いが良くわかりません。わかりやすく説明していただけないでしょうか。私は、ルールを覚えた程度の初心者です。







前回回答参照 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211700477



前回の回答者です。 ベストアンサーということですが、もっと上等な説明があったかもしれませんね。 なかなか、入門者に対する説明には苦労をするのですが、そういうことを質問していただくことによって回答者のレベルも上達するというものです。



手筋と詰碁は重複する部分がありますが、基本的に異なります。





【詰碁】ですが、これは〔攻め立てている相手の石を獲るか その石に生きられるか、攻められている自分の石が生きるか獲られるか〕の局所的な戦いを問題にしたものです。 入門者の対局を観戦していますと、大きく石を獲られて獲られ損で大敗になる傾向がありますが、これは石の形の構築手段を知らないから仕方の無いことなのです。 この点は私たちのレベルに限らずにプロのレベルでも同じで 時には〔大石頓死〕という事件が生じます。 プロのレベルですから、私たちほど簡単なレベルの問題では潰れませんが、それでも詰碁のレベルが勝負を決することが多いのです。 





【手筋】これは、相手よりも有利な形を構築するための手段のことです。 というと、入門者には難しく感じるかもしれませんが、これはレベルが上昇していくと理解できるようになります。 手筋は、基本的に〔整形の手段〕〔つながりそうな相手の石を分断して弱くするための手段〕〔分断されそうな自分の石を連結して強くするための手段〕〔相手の石を捕獲するための手段〕の4種類がありますが、この点は 入門者には説明の理解が難しいところです。 ただ、戦いの中では 強い石が弱い石よりも強いのは囲碁でも当たり前であり、その〔相手よりも強い石を構築するための手段〕と心得ていただければ良いでしょう。 なお、次の書籍を推薦しますので 勉強してみてください。



はじめての手筋(習得編) (日本棋院 630円)





これは〔手筋〕の問題集ですが、詰碁の手段も含まれています。 この問題集を征服しましたら 次の書籍を勉強してみてください。



はじめての手筋(活用編) (日本棋院 630円)

はじめての手筋(応用編) (日本棋院 630円)





また、次の書籍は内容を検討していませんが、日本棋院のホームページでは 上記習得編の次に案内しています。



15級を目指す次の一手問題集 (日本棋院 630円)





日本棋院書籍案内 http://www.nihonkiin.or.jp/pub/framebook01.htm





タイゼム関棋ネット〔ネット対局〕では無料で手筋や死活(詰碁)の問題を利用できますので、ネット対局のプログラムをダウンロードした上で利用してください。 →http://www.kanki.net/(関棋ネット)





布石や定石が入門者に無用ということではありませんが 最初の打ち始めが無いと始まりませんので その点は有段者および上級者の対局を観戦してマネるような感じて打たれて差し支えないでしょう。 その打ち方ですが、最初は四隅を打ち合いになることが多いですね。 それから、相手の石に仕掛けていくか 辺の部分に打って自分の勢力を広げるかです。 そんな感じで序盤が始まります。 そして、ある程度 局面が進行すると〔相手の石を獲るか それとも相手の石に生きられるか〕〔自分の石が生きるか それとも自分の石が獲られるか〕〔自分の石が強くなって相手の石が弱くなるか、相手の石が強くなって自分の石が弱くなるか〕の黒石と白石の戦いが始まって 上記の〔手筋〕〔詰碁〕の手段が必要となってきます。 こんな感じで対局は進行していきますが 説明を受けただけでは理解するのは難しいでしょうから、 この点は対局をして理解されたほうが良いでしょう。





関連ですが、詰碁の結論には何れが〔獲る、生きられる〕〔生きる、獲られる〕のほかに〔セキ(両生き)〕〔コウ〕があります。








詰め碁や手筋は3分位考えて判る物を数多くやる。



http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/netigo/patio.cgi







囲碁には、二眼、セキ、両劫など、『活き形』があります。どう打っても『活き形』

にならないのが『死に形』です。「どう打てば自分の石を『活き形』にできるか?」、

「どう打てば相手の石を『死に形』にできるか?」を問うのが詰め碁で、『死活問題』

とも言います。

主に、接近戦(相手の石と自分の石が接触した状態)で、相手の石を切断したり、

自分の石を繋いだりするのに有効な手段が手筋です。手筋には『死活の手筋』も

含まれます。

詰め碁で、セキにも劫にもできる場合、攻める側なら劫にするのが正解、守る側なら

セキにするのが正解となります。実戦なら、コウダテの数や、形勢判断に基づいて、

セキと劫のいずれを選ぶか?判断します。

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