2012年4月27日金曜日

囲碁の「曲り四目は死}について、日本ルールと中国ルールで勝ち負けに違いが生じる...

囲碁の「曲り四目は死}について、日本ルールと中国ルールで勝ち負けに違いが生じることはないのでしょうか?

中国ルールは自分の石も地として数えるため、手入れをしても地が減るわけではないから、勝敗には関係しないと思いますがそれでいいでしょうか?

ついでに、もしそうであれば駄目まで詰める中国ルールは美しさではどうかと思います。日本ルールの方がいいと思います。







「隅の曲がり四目」のことですね。

日本ルールと中国ルールでは勝ち負けに違いが生じることがあります。

日本ルールは局所主義なので、コウダテの有無に関係なく、死と定義していますが、

中国ルールは全局主義、実戦主義なので、他所にコウダテやセキが存在することによって、

(通常のコウダテは手入れをして消すことができます。

中国ルールでは手入れはマイナスの手にならないので、手入れをすればよさそうですが、

セキは絶対的なコウダテになりえる上に、手入れで防ぐことができません。)

生きか死にかが変わってきてしまいます。

日本ルールでは、手入れをすると損をしてしまうので、

他にも万年コウ、一手コウ手入れ問題、取らず三目など、

様々な問題が生じてきました。

中国ルールだと手入れが損にならないので、

実戦的に解決することが可能です。



また、日本ルールは取ったアゲハマを相手の地に埋めるというのが、

入門者にはピンと来づらいので、

中国ルールの方が覚えやすいのではないかという考え方もあります。



私個人はずっと日本ルールでやってきたので、今さら中国ルールでやるのはやりづらいですが、

中国ルールには中国ルールの利点があるので、ルールについていろいろ研究されてみると、

面白いと思いますよ。



囲碁ルール博物館

http://park6.wakwak.com/~igo/igorule/

囲碁ルールの研究 理論と歴史

http://books.livedoor.com/item428603142X.html

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